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石割桜 ; 塗炭の苦しみ

石割桜 ; 塗炭の苦しみ

母親の行状 悪いのは私へ押しつけて

母親が何をやってきていたかについて、私自身が50歳近くなるまで気づかずにいた。会社の同僚からの身に覚えのない蔑みを数多く受けていく中で、母親の男関係が見えてきた。特にひどいのが、中学の同級になったことのある男が長く、母親と関係し、結託して私を陥れてきていたことに気づかされた。それも、私が同じクラスになり、その人間の存在を知る前からだった。
 母親はいつも、「男と関係をしてはいけない。」が口癖で、会社で残業しただけでも、「男遊びしてきたな。」と怒る人間だった。まさか、母親自身が、見境なく、男と関係をしていたと考えてもみなかった。
 母親は、私を虐待し、虐待の言い訳に、知的障害者だと言いふらしただけではなかった。私は、男女交際をほとんどしたこともないのに、「誰とでも寝る女。」「売春婦。」と陰口を叩かれている事は、うすうす知っていた。そのために、対等な人間関係は、ほとんどなく、くやしさで、何百回、何千回、唇をかみ締めてきた。

 それが、母親がやっていたことを、私がやっている事として、さらに、尾ひれを付けられて、噂にされて、蔑まされてきたと知った。腹立たしく、くやしい。そして、当の母親は、男達と一緒になって、私を「売春婦。」「くず。」と侮り続けている。
 私のほうでは、母親の行状に気づいているが、母親のほうは以前のまま、おおいばりな態度をしている。
 なんて、理不尽なことだ。最低な人間が、そうではない人間を、大勢を味方につけて、侮っている。

 たぶん、私は、母親を許すことはないと思う。この、どうしようもない、腹立ちは、どこへも向けることは出来ない。
 こうして、暖簾に腕押し、なのに、ブログに、つぶやくしか出来ない。


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